冷えは万病のもと
今日は「妊産婦と冷え」についての研修に行ってきました。
同期の出産予定日まであと1週間、台風が近づいてきて破水したらすぐ陣痛始まって生まれちゃうだろうなとヒヤヒヤしながら高速乗って松本市へ。
3年目後輩←不器用(*´×`)に、「高速で運転しながらでも普通におしゃべりできるんですね~」って言われて、逆にびっくり。
確かに私も車学通ってた時には、「慣れたら私も普通におしゃべりとかできるかな~」って思ってたけど
自分で車持ってから、そんなこと気に留めたこともなかった(*`・ω・)ゞ
少なくとも私の周りには、おしゃべりと運転の間に「不都合」が生じる人はいないな
ペーパードライバーの妹に運転させても、私ガンガン話しかけてるし(*´v`*∞)
『冷え』って助産師にとっては大きなテーマというか、ケアの主軸なの。
だけど、医師は冷えに興味がないので、無頓着。
私も『冷え』について看護研究やりたかったけど、止められた。
『冷え』って明確な診断基準がないし、そもそも研究している人がほとんどいないからって。根拠に基づくケアって難しいって。
『冷え症』気にしてる人いっぱいいるのに、おなか冷えてる妊婦さんのおなかは硬くて張りやすいのに…
そうなると、今日の講師の方は『冷え』研究の第一人者なんだろうな。
そもそも『冷え』って西洋医学にはない、東洋医学独自の考え方だそうで。
でもやっぱり、妊娠後半に冷えている妊婦さんは早産になったり、破水しなくていい時期に破水したり、お産が長引いたり、陣痛が微弱になったりするリスクが倍以上になるそうです。
『冷え』はお産の出血が多くするということに直接の関係はないけど間接的には関係があるって。
やっぱり『くび』とつくところ、手首・足首・首・くびれは冷やしちゃいけないって。
こんなこと産婦人科医に聞いても軽くあしらわれて終わりだろうけど、それはお産の経過を見る役目をしていないからだと思う。
確かに体を冷やしていれば絶対お産が長引くわけじゃないし、冷え症だって安産の人もいる。
でもそれは結果論で。「よかったね」ですむハッピーエンド。
順調コースから外れ始めたときに、それに早く気付けて多く苦しむことなく軌道修正できるのが助産ケアの理想であり目標とぺーぺーながら思います。
あ、最近思うんだけど「安産」=「大して苦しまずつるんとお産すること」って思ってる人が多い気がする。
ちがうよ。
安産だって苦しいし痛いもの。
基本的な分娩経過から外れず、母子ともに安全に乗り越えられれば安産だと思うよ。
…最近、自分で難産に仕向けてるだろっ!てツッコみたくなる産婦さんも増えているのは事実ですが…
飲まず食わず寝ずで乗り越えられるほど、出産は簡単なものではありません。
というような、助産師としての愚痴やら文句やら不満やらを全く医療者でもないふた昔前に3人出産しただけの母にぶつけるんだけど、ただ話聞いてくれればいいや位のつもりでわかんなくても聞き流して位のスタンスで話しているんだけど
全部通じるのはなぜだろう…(*`・ω・)ゞ
私もいずれ子どもを産んで『母親』になりたいと思うけど、おかーさんみたいには絶対なれない自信があるよ…(*´×`)